これらの話題の多くに対して、弊社は、オランダの Plantum、Stichting Chryson、Nederlandse Anthurium Vereniging、ドイツの Stars For Europe and ZVG、そして世界的レベルで CIOPORA と密接に協力して作業を行っています。
いくつかの関連性のある話題について、Dümmen Orange の意見を、弊社が支援する産業協会の情報と共に以下に概要しています。
特許
特許の話し合いに関する解決策の模索
自然特性に関する特許は観賞園芸に脅威を及ぼすか
これまでの数年間、生物材料の特許取得可能性に関する話し合いが盛んに行われてきました。この話し合いは現在では観賞園芸の分野にもおよび、主として「自然特性」の特許取得に焦点をおいています。欧州特許事務所(EPO)の最高司法機関である最高裁判所は、2015年3月下旬に、従来の繁殖過程を通して開発した自然植物の特性は、特許取得可能であると裁定しました。
EDV
EDV 確認に関わる課題
1991年の UPOV 議会(植物新品種保護国際同盟)で行われた修正により、植物繁殖家の保護が、EDV(基本的に派生品種)としても知られる派生品種にまで拡大されました。「保護品種の変異(変種)に逆らう」というこの拡大の背景にある考えは明確ですが、実際にこれを適用するには、何が EDV と考慮され、これをどのようにして確認するかが不明確なため、問題があります。異なる作物の関連度合いは多様なため、派生物と予測される品種と元の品種の間に、遺伝的関係と表現型類似性がどの程度必要であるかを決定することは一般的には困難です。
名古屋プロトコルの実践
Dümmen Orange は名古屋プロトコルを認め、それを深刻に受け止めています
他国から種子、植物、その他の生存生物を収集、取得、利用することは国際的な規則で統括されています。名古屋プロトコルの目的は、遺伝的リソースへのアクセスを適切に規制して簡略化し、それらの利用から得られる利点の公平な共有を推進することです。しかしながら、この分野のポリシーの実践はいまだに複雑です。名古屋プロトコルがカバーするもの(そしてカバーしないもの)は何で、これがどのように実践に結びつくでしょうか?